月のさわり

レビ15:25「もし女に、月のさわりの間ではないのに、長い日数にわたって血の漏出がある場合、あるいは月のさわりの間が過ぎても漏出がある場合、その汚れた漏出のある間中、彼女は、月のさわりの間と同じく汚れる」
エス様の時代に長血をわずらう女がいましたが、彼女もこの命令に従って、人と交わることを禁じられていました(マタ9:20)。現代でも医療あるいは臨床実験に携わる人たちは血を直接手で触りません。血を触ることは、もし手にわすかな傷があるなら細菌がそこから入り、病気になる可能性があるからです。血にはもちろんDNAが含まれ、親子の遺伝子を伝えるものでもあります。そういう意味において、主が血に対して十分な配慮をしていることは、まだ医学の発達していなかったこの時代の人たちの救いになっていると思います。同時に医学的にも、遺伝学的にも血が重要なポジションを占めていることもわかってきました。人は2000ccの血液を失っただけで、生命の危機に陥ります。長血の女がどれだけ、人から嫌がられたかを想像するのは難しくありません。それでもいのちのの源であるイエス様に触れることにより、彼女の血は流れるだけのものから、生きるまことのいのちを取り戻したのだと思います。