呪いをもたらす苦い水

民5:24「こののろいをもたらす苦い水をその女に飲ませると、のろいをもたらす水が彼女の中にはいって苦くなるであろう」
今までのような感染した患者を隔離するようなやり方とまったく違ったやり方です。女が隠れて姦淫を犯しているかを「のろいをもたらす苦い水(22)」によって、判断しようとするものです。しかも水を飲んだ女には明確な体の変化があらわれます。腹がふくれ、ももがやせるのです(21)。妊娠もしてない女性の腹がふくれるのは格好悪いことです。また、もものやせた女性はおしりが小さく、こどもをたくさん産めないと判断されます。つまり姦淫を本当に犯していたなら、苦い水を飲むことで体型が変わり、誰の目にもはっきりと罪を犯したことがわかってしまうのです。民の間に戻ったとしても、その醜くなった体型では男が近寄ってこないでしょう。逆に、潔白な女なら、再び子供を宿すようになり、神からの祝福を受けます。苦い水の正体は何かわかりませんが、アフリカなどで飢餓に苦しむ国の人たちの体型がこの民数記の表現に当てはまると思います。飢餓がすすむと、大人も子供も腹がふくれ、足が細くなります。上半身の肉はミイラのようにやせ細り、腹がふくれていることだけが目立つのです。聖書には具体的には書かれていませんが、苦い水を飲むとこのような体型になるのではないでしょうか?