ダビデの姿勢

詩5:11「こうして、あなたに身を避ける者がみな喜び、とこしえまでも喜び歌いますように。あなたが彼らをかばってくださり、御名を愛する者たちがあなたを誇りますように」
人生で困ったときに何に頼るでしょうか?家族や友達に話すことが出来る人は、そういう人たちにアドバイスをもらえます。教会なら牧師に相談するでしょう。牧師が答えを出すことはないと思いますが、少なくとも一緒に祈ってくれます。また、物質や経済力に頼る人もいるでしょう。人は目に見える範囲のものは何でも頼ろうとします。こういうときに、目を閉じてみてはいかがでしょうか?目に見えるあんな人やこんな人に頼らず、また自分の所有するものをなかったことに出来たならどうなるでしょう。そういう時は、目に見えない力に頼るしかありません。ダビデが主に身を避ける人だったことは、詩篇の多くの記述から明らかです。王であったダビデには、多くの家来がおり、しかもそれらは優秀な者たちでした。また、ダビデの連戦連勝の活躍は近隣国を恐怖に陥れ、多くの国はダビデに贈り物をして和解を図りました。そんなダビデにも、身を避けるときがあったのです。どんなに裕福になろうが、周りに信頼できる者たちがいようと、ダビデの心から主への思いが立ち消えることはありませんでした。裕福でもおごるなかれ…ダビデの姿勢はこの言葉を身をもって証明するものです。そして現代の我々にも大切なことを教えていてくれるのです。