人は何者?

詩8:4「人とは、何者なのでしょう。あなたがこれを心に留められるとは。人の子とは、何者なのでしょう。あなたがこれを顧みられるとは」
詩篇が聖書に残されたのには意味があると思います。後世の人たちにどのように主を賛美するかの模範の残したのではないでしょうか?ダビデの歌った歌は多く残されており、ダビデには音楽の優れた才能があったことが分かります。その中でも詩篇8編は有名なものです。主の偉大さを知れば知るほど、なぜ心の汚れた人に目を留め、これを大切に思い、愛し、命を救おうとされたのかが不思議でなりません。ダビデも同じだったようで、なぜ神である主が人などに心を留められるのかを不思議がっています。韓国のオンヌリ教会のイ・ミンソプ師が作曲した「君は愛されるため生まれた」という曲は、ダビデの疑問に少しだけ答えてくれるものかも知れません。何の条件もいらない、ただ命があるだけでいとおしい、存在そのものが愛の対象である…文字で表現しようとしても、神の愛は伝わりません。どんな状況下でも、主は常に愛を注ぐことをやめません。ただ生きているだけなのに…と思うかもしれませんが、いのちあるお方がいのちを尊ぶのは自然なことだと思います。それゆえ詩篇の最後は「息あるものはすべて主をほめたたえよ」としめくくられているのです(150:6)。