天からの体

1コリ15:52「終わりのラッパとともに、たちまち、一瞬のうちにです。ラッパが鳴ると、死者は朽ちないものによみがえり、私たちは変えられるのです」
昔から、生きたままの体を保とうとする努力が世界のいたるところで見られます。ミイラはその代表的なものでしょう。死んだら防腐剤を塗りつけるところから、防腐剤のハーブ「ミルラ」がなまってミイラという言葉になったそうです。またフランスの修道女ベルナテッタという女性は35才で亡くなったのち、その肉体は腐敗せず、驚いた人々は彼女の遺体をガラスのケースに移し保管するようになりました。現在ではロウのマスクがかぶせられ、本当の姿は分かりませんが、世界中のメディアが神の奇跡だと報じました。エジプトの王にしろ、フランスの修道女にしろ、肉体を留めておけばやがて死者の復活のときにその体が必要になるという考えが支配的です。しかし、パウロははっきりと今の肉体と、復活のときの肉体は違っていると言っています(40)。最後のラッパが吹き鳴らされるとき、一瞬にして変えられるのです。どのように変化することは具体的に書かれていませんが、「土で造られた者はみな、この土で造られた者に似ており、天からの者はみな、この天から出た者に似ているのです(48)」とあるように、アダムとイエス様では姿に違いがあることがわかります。クリスチャンは天から出たものに似なければなりません。準備はできているでしょうか?