そういう意味だったのか

ガラ4:27「すなわち、こう書いてあります。『喜べ。子を産まない不妊の女よ。声をあげて呼ばわれ。産みの苦しみを知らない女よ。夫に捨てられた女の産む子どもは、夫のある女の産む子どもよりも多い』」
夫に捨てられた女はハガルのことではないでしょうか?ハガルから産まれたイシュマエルがアラブ系民族の祖先となりました。ユダヤ人とアラブ人を比較するなら、主な石油産地の人口と世界に点在しているアラブ人は約5億人いるといわれています。それに比べてユダヤ人の総人口は1400万人程度です。御言葉が現在のことを指して言っているのかどうかはわかりませんが、確かにハガルから出たイシュマエルの末裔であるアラブ人の数はユダヤ人の数を圧倒しています。すでに約束の子として生まれているなら安心でしょうが、奴隷の子として生まれたのなら可哀相です。それならば、まだ子を生んでない方がましかもしれません。イザヤの御言葉は、まだ子を産んだことのない女に対する呼びかけです。奴隷と自由を選ぶなら、自由に決まっていますが、夫のある女から産まれたユダヤ人だけが天にあるエルサレムを相続するのではありません。夫のある女から産まれなかった者たちにも相続権はあるのです。それは、肉的にはユダヤ人に産まれなかったけれども、信仰によってキリストを信じたクリスチャンに与えられる特権のことです。