自分の体のように

エペソ5:29「だれも自分の身を憎んだ者はいません。かえって、これを養い育てます。それはキリストが教会をそうされたのと同じです」
日本では自殺者が年間3万人以上いると言われています。もちろん警察などの統計なので、死後自殺を隠したがる人たちを含めるなら死者の数は倍ぐらいになるだろうと推測されます。自殺は悲しい死に方です。さまざまな要因が考えられますが、人は心の傷だけでも命を落とすことがあるのです。「いじめ」は現代の社会問題ですが、アメリカや日本など高度な社会に住みながら、人をいたわる心が欠如しているのには驚かされます。教育水準が高いと言われながら、基本的な人との接し方は教えない。難しい物理の法則を理解し、数学の方程式をすらすら解けたとしても、人を思いやることができない…これでは何のための教育かわかりません。イエス様が教会を打つことがあります。とんでもない試練の中、耐えられずに教会を去る人もいるでしょう。しかし、イエス様は決して教会をいじめて自殺に追い込もうとはしていないのです。教会を愛するゆえに、成長させたいと考えているのです。それは、まるでイエス様が自分の体をいたわるように、また時には負荷を与えて心が育つようにされているかのようです。自分の体を心配するなら、教会の体も心配できるはずです。それがイエス様の計画だからです。