モーセが命じられたこと

ヨシュア11:15「主がそのしもべモーセに命じられたとおりに、モーセヨシュアに命じたが、ヨシュアはそのとおりに行ない、主がモーセに命じたすべてのことばを、一言も取り除かなかった」
モーセが最初の契約の板を割ってしまい、2回目にシナイ山に登ったときに主とモーセは契約を結びました(出34:10)。その中にエモリ人、カナン人、ヘテ人、ペリジ陣、ヒビ人、エブス人を追い払い、その土地の人たちと契約を結ばないように命じられていました。この命令をモーセヨシュアに正確に伝えていたのです。そして、ヨシュアはその言葉通りに行ないました。その中には他の神々に仕えてはならない、というものもありました。ヨシュアが約束の地に入り、先住民たちを滅ぼしたあたりまでは良かったのですが、この後各部族に土地が分配され、散り散りになっていったあたりから雲行きが怪しくなってきます。もう12部族が団結して、何かをするというチャンスは失われていくのです。強いリーダーの継承は難しく、やがて団結はゆるくなり、各部族好きなように生きるようになります。そして士師たちの時代を経て、王の時代になっていきます。ヨシュアモーセの言葉を守り、主との約束を果たしました。強く、神と直接会話できる時代は終わりを告げようとしています。神との距離が離れるに従い、人は迷うようになってしまうのです。