ヤシャルの書

ヨシュ10:13「民がその敵に復讐するまで、日は動かず、月はとどまった。これは、ヤシャルの書にしるされているではないか。こうして、日は天のまなかにとどまって、まる一日ほど出て来ることを急がなかった」
イスラエルの戦いをまとめたヤシャルの書というものがあったようです。これはサムエル記にも登場し(2サム1:18)、イスラエルの王たちは歴代の記録を読んでいたことがわかります。また古くは民数記に「主の戦いの書(民21:16)」というのがあり、この書に書き足されたのがヤシャルの書ではないかと考えられています。ヤシャルはヘブル語で「まっすぐ」という意味で「高潔の書」「直立の書」とも言われています。主は地球の回転を止めてまでイスラエルの復讐を待ちました。モーセの奇跡やヨルダン川が割れたこと、エリコの城壁の崩壊など、普通に考えれば信じられないことばかりがこの時代に起きました。しかし、神は信仰によってこの世界を造られたのです。信仰により「光りよあれ」と言葉を発し、その通りになりました。世界は信じないものたちのものでなく、信じる人たちのためのものです。たとえ地球の自転が止まることがあっても、信じる人たちに神はすべてを変えても応じるお方です。それは主の法則に反する…とは思わないことです。この世界は信じる人のために主が造られたのです。