主に感謝せよ

イザ12:4「その日、あなたがたは言う。『主に感謝せよ。その御名を呼び求めよ。そのみわざを、国々の民の中に知らせよ。御名があがめられていることを語り告げよ』」
イザヤが見た預言の幻の中に、人々が賛美するシーンが書かれています。「その日」とは主に仕える者たちが贖われた日だと思います。もう主の怒りはなく、人々を慰めてくださいます。救われた者はすべて、主をほめ称えるべきです。主にどんなに感謝の意思を表そうとしても、賛美にはかなわないでしょう。主こそ賛美されるべきお方です。どんなに落ち込んでも、苦しくても、永遠に変わらないお方が常に共にいてくださり、励まし、慰めてくださるのなら、どれだけ心強いことでしょう。そして、主の名を呼び求めるものは皆救われます。これが福音の本髄です。神に近づくものを、神は無下にはしません。神を知り、その名前を呼び求める者にはなおさらです。聖書は一貫して、神と人との和解を説いています。イザヤが見た幻には、贖われた者たちが国々の民にその御わざを語り告げるように示されています。その日は和解が成立し、どんなに苦しかったことも、楽しかったこともすべては過ぎ去った日を指しています。人の喜怒哀楽ではなく、すべては神の栄光です。「楽しかった」「苦しかった」ではなく、「神こそほむべきかな」と言える人生でありたいものです。