心の支え

イザ28:18「あなたがたの死との契約は解消され、よみとの同盟は成り立たない。にわか水があふれ、越えて来ると、あなたがたはそれに踏みにじられる」
何を心の支えにするかは個人の自由ですが、それが死との契約であり、よみとの同盟であるなら、今はよくても後から大変なことになるでしょう。戒めには戒め、規則には規則…と書かれているように、彼らには与えられた戒めや規則があったにもかかわらず、他のものに走ってしまったのです。しかも、この言葉が語られているときに祭司も預言者も酔っていました(7)。伝えるべき器が用を成していないのです。彼らには別の心のよりどころがあり、主の戒めを物笑いにするのです。別の心のよりどころとは、死との契約であり、よみとの同盟だと書かれています。主はシオンに一つの礎を据えると言われ、この礎を信じるものはあわてることがありません(16)。そんな主の預言も彼らの心には届かないのです。本当に主だけを頼りにしている人は幸いだと思います。お金や地位、あるいは今まで築き上げてきたものが心の支えとなっている人は、本当の信仰を試されることでしょう。何もかも失って、ゼロから主を求めることは難しいかもしれません。頼るべきものが他にたくさんあって、その中の一つに「神」という選択肢があるのでは主は喜ばれないでしょう。いつでも主は人の心の王座にいるべきなのです。