財宝

イザ33;6「あなたの時代は堅く立つ。知恵と知識とが、救いの富である。主を恐れることが、その財宝である」
一生のうちで何が一番うれしいことでしょう?金持ちになることはうれしいかも知れませんが、お金は天国に持っていくことができません。オリンピックの金メダルのように賞賛され、名誉を得ることもうれしいことでしょう。あるいは、知識を求め、解き明かされなかった問題に挑み、ノーベル賞を受けることはどうでしょうか?しかし、悪事に染まらず、見ることも聞くことも悪から離れることも重要なことです。主を恐れることは知識のはじめ(箴1:7)は有名な御言葉ですが、イザヤも同じ結論に達しています。聖書に書かれていることを心に留め、主の言葉から離れないでいるなら、その人は主の御心にかなうでしょう。すべては神ありきの世界なのです。いのちはこの世にだけ存在するものではありません。なりよりもまず、人は死んだなら神の前に立ち裁きを受けることを知らなければなりません(ヘブ9:27)。この知識は何にも勝るもので、日本人のように死んだらおしまいと考えているなら生きている間にやりたい放題です。主が生きておられる、という事実を知る前に死んでしまうことは不幸です。人がへりくだり、謙遜でいられるのは、何か目に見えない存在を認めているからです。もう一歩進んでその存在が唯一の神であることを知れば、その人は財宝を得たことになるのです。