希望は消えない

イザ49:13「天よ。喜び歌え。地よ。楽しめ。山々よ。喜びの歌声をあげよ。主がご自分の民を慰め、その悩める者をあわれまれるからだ」
家に帰るとホッとするのは、使い慣れた品々や、雨露をしのげる空間が保障されているからです。そこには必ず安心と平安があり、誰もが我が家をいとおしく思うことでしょう。しかし、自分の家が災害や火事でなくなってしまうなら心に平安はなくなってしまいます。そこに確かに存在し、担保されているものなどこの世にありません。人はそんな保障のないものにさえ頼るしか望みを得ることができないのです。預言には「主がご自分の民を慰め、その悩める者をあわれまれるからだ」とあります。聖書が主が民を慰め、憐れまれると保障してくれているのです。この世のどんな保険よりも確かな保証です。神に頼るものには希望があります。それは神の言葉が決して覆されることがなく、地にも落ちることがないからです。地獄は希望のないところだと言われています。どんなに苦しくても、心が張り裂けそうになっても、救いはないのです。永遠に苦痛と悲しみが続くなら、どんなに厳しいことでしょう。悲しみの時には慰め、悩めるときに憐れんでくださるお方がいるなら、希望があります。この希望は永遠に担保され、覆されることも失うこともありません。それゆえ、喜び、楽しみ、喜びの歌声をあげるのです。永遠に続く希望があるからです。