2番目の新天地

イザ66:22「わたしの造る新しい天と新しい地が、わたしの前にいつまでも続くように、――主の御告げ。――あなたがたの子孫と、あなたがたの名もいつまでも続く」
聖書には大原則があって、その流れによって物語は成り立っています。それは「2番目」に来るものが1番目を上回るというものです。古くは、ヤコブエサウに始まり、エフライムとマナセも弟エフライムが大きな土地を与えられました。イエス様ご自身も、2番目のアダムとして数えられています。イスラエル民族が最初だとするなら、クリスチャンが2番目の神の民となります。2番目の民が約束を完成させ、神の栄光を現すようになっています。ここでは、最初の天地と2番目の天地のことが書かれています。「わたしの造る新しい天と新しい地」とありますが、イザヤの最後に見た幻は、誰も想像したことのないイザヤにだけ見せてもらった極秘中の極秘の映像ではなかったでしょうか?「この天地は滅び去ります。しかし、わたしのことばは決して滅びることがありません」イエス様の言われたこの言葉はマタイ(24:35)、マルコ(13:31)、ルカ(21:33)にそれぞれ登場し、重要な役割を占めています。聖書の基本を成している「予兆」と「成就」はここでも生きているのです。現在わたしたちが住んでいる世界も次に来る新天地の「予兆」でしかないのです。今を快楽や楽しみで満たすのでなく、次に来る「成就」の天地に住むことを目指してみてはいかかでしょうか?