精力あふれた勇士たち

士12:9「彼には三十人の息子がいた。また彼は三十人の娘を自分の氏族以外の者にとつがせ、自分の息子たちのために、よそから三十人の娘たちをめとった。彼は七年間、イスラエルをさばいた」
子供が嫁をもらうほどの年齢で30人もいるならイブツァンはいったいいくつだったのでしょうか?エフタにも嫁入り前の処女がいました。またアブドンには四十人の息子と三十人の孫がいたと書かれています(14)。アブトンは8年間イスラエルをさばいたと書かれていますから、相当な年齢になってからさばきつかさになったと思われます。いずれのさばきつかさも、知力よりも力が勝っているイメージが強く、何よりも旺盛な精力で妻や子供の数には驚かされます。それほど血の気の多い勇士でなければ外敵からの攻撃から自分の民を守ることはできなかったのでしょう。このころはまだイスラエルの国自体が確立しておらず、神から与えられた約束の地だと原住民を追い出したことで争いは絶えませんでした。1948年の建国以来、アラブ民族と対立している今のイスラエルとよく似ていると思います。これから最後のさばきつかさサムエルを経て、サウル、ダビデ、ソロモンと黄金期を迎えます。果たして現在のイスラエルも偉大な王が現れ、イスラム国たちを倒していくのでしょうか?ヒントはエゼキエル神殿にあると思います。