何が起きたかを隠す

士14:6「このとき、主の霊が激しく彼の上に下って、彼は、まるで子やぎを引き裂くように、それを引き裂いた。彼はその手に何も持っていなかった。サムソンは自分のしたことを父にも母にも言わなかった」
サムソンが異邦の女を求めるのも主の計画がそうさせたからです(4)。主の霊が単にくだるのではなく「激しく」下ったと書かれています。若いライオンはクリスチャンを攻撃する非難や中傷、あるいは差別、侮辱などの試練ではないでしょうか?試練の中には主の大切な教えがあります。蜂蜜はよく御言葉にたとえられますが、試練を乗り越え勝利した後には主に対する悟りが与えられます。主の霊が激しく下り、人生に襲ってくる問題を引き裂くように解決するときもあるでしょう。サムソンは蜂蜜こそ父母に食べさせましたが、それがどこから来たかを秘密にしました。つまり分かち合わずに、クイズの種とし、あわよくば戦利品をせしめようとしたのです。何が起きて、蜂蜜つまり御言葉を得ることができたのかは重要なポイントです。単に御言葉だけを語っても、人の心には通じないでしょう。自分がどういう状況で獅子に襲われ、そのとき聖霊が助けてくれて…など具体的な証しがなければ蜂蜜の甘さは半減してしまいます。サムソンには力が与えられていました。しかし、それが自分のものだと過信したときに、敵の手に落ちてしまったのです。