キリストの命令

1ヨハ4:21「神を愛する者は、兄弟をも愛すべきです。私たちはこの命令をキリストから受けています」
まず神のほうから一方的に人を愛してくださったのなら、兄弟を愛しなさいと命じています。たとえ、相手が受け入れがたい人でも、攻撃的で粗雑な性格であっても、こちらのことを全く考えていなくても愛すべきなのです。少しでも、嫌だなと思ったら相手にそれは伝わり、お互いに気まずい思いになるでしょう。少なくともこちらからは、相手を愛していることがブレてはだめです。「この人がもうちょっと違う性格なら愛せる」などと条件を付けるなら、それは神の愛から離れています。自分の目にかなう人だけを愛し、そうでない人を愛せないのなら、主の愛は無駄になってしまいます。なぜなら、その人がまだ主を知らずに罪の中を歩んでいたときから、神によって愛されていたからです。ずっと愛し続けているから、あるときその愛に気づくことができるのです。もし途中で愛が途切れることがあり、その間に愛に目覚めるなら、相思相愛にはなれません。主は生まれたときからずっと人を愛してくださっています。主に愛された経験のある人が、その愛を伝えなければどうやって人に伝わるでしょう?そのためにも教会内ではお互い愛し合うことが必要です。そうすれば、主の愛をまだ知らない人が教会を訪れたときに主の栄光とともに、主の愛が伝わるのです。