チェルノブイリ

黙8:11「この星の名は苦よもぎと呼ばれ、川の水の三分の一は苦よもぎのようになった。水が苦くなったので、その水のために多くの人が死んだ」
1986年に起きた現ウクライナチェルノブイリ原発事故は、すでに30年近くが経過しており聖書に書かれているような大きな被害はなかったようにも思えます。1976年のアメリカのスリーマイル原発事故でも死者は0人で大きな被害には至りませんでした。福島の津波による原発事故は、被害者は地震津波とかぶってしまっているため現在でも正確な数字は出ていません。しかし、科学者によるならば福島の場合の核の広がり方とチェルノブイリでは違いがあると言います。ウクライナに住む子供たちは汚染された牛の乳を飲んだために深刻な被爆症状に悩まされています。チェルノブイリの核汚染は分厚いコンクリートで覆っただけで根本的な廃炉の処理はしていないそうです。当時から、チェルノブイリの核飛散は北半球全体に及んだのではないかとも言われており、処理を怠ったつけは現在でも収まっていないようです。福島の30キロとか40キロの被爆圏内と考えると、はるかに大きな広がりです。放射能汚染のすざましい威力は、その半減期の長さにもあります。何かの処置をすれば、すぐになくなってしまうというものではないのです。そういう意味においては30年前のチェルノブイリ放射能はじわじわと北半球を汚染し続けているのではないでしょうか?