七つの頭

黙13:1「また私は見た。海から一匹の獣が上って来た。これには十本の角と七つの頭とがあった。その角には十の冠があり、その頭には神をけがす名があった」
2012年現在までを考えるならば、G7というグループがあります。先進7カ国とも呼ばれ、日本もその中に入っています。またG10という会合でも日本が含まれています。G7を考えるとき、アメリカ、イギリス、フランス、ドイツ、イタリア、日本、カナダとなり日本だけがキリスト教国ではありません。イタリアに至っては元ローマであり、バチカン市国を有する国でカトリックの総本山の国です。何を言おうとしているかというと、30年ほど前までEUは6カ国の加盟国しかなく、ダニエルの青銅の像の10本の指は10カ国であり(ダニ2章)、EUがやがて10カ国になり預言を成就するであろうと言われていました。とろこがEUは2012年現在では10カ国はおろか27カ国までに加盟国を増やし「10」という数字からはかけ離れてしまいました。世の終わりに近づくにしたがって、今までの常識は打ち破られ新しい世界勢力によって地図が塗り替えられています。誰が冷戦の終結を予想できたでしょう?誰が中国が資本主義に転ずるなどと思い描いたでしょうか?ソ連の崩壊により誕生した14カ国もこれからどうなっていくのでしょうか。その10の一つは打ち殺されたかと思われたが(3)、というのもまだ起こっていないのかもしれません。未来は誰にもわかりません。日本が7とも10とも関係ないことを祈るだけです。