大淫婦バビロン

黙18:17「『あれほどの富が、一瞬のうちに荒れすたれてしまった。』また、すべての船長、すべての船客、水夫、海で働く者たちも、遠く離れて立っていて」
「あれほど」がどれほどなのかはわかりませんが、相当な装飾と金、宝石があったことは書かれています(16)。女は淫婦であり名前は大バビロンだと書かれています(17:5)。当時のヨハネには他に比較するものもなく、彼が知る限りの歴史的大国はバビロニアだったため、その名前を記録したのだと思います。大バビロンについては多くの説がありますが、終わりの時代に経済力がそのまま国力となり、世界中の人々に影響を与えていることがわかります。冷戦の終結後、急速に世界は経済に傾きはじめました。それは軍事に頼っていた政策が時代に合わなくなったからです。国力はもはや軍事力ではなく、経済力に取って代わり、経済力のない貧しい国は経済力のある国の言うがままです。女はカトリックだという人もいますが、聖霊によらなければキリストを主と告白しないとするなら(1コリ12:3)、彼らはイエス・キリストを主だと認めています。反キリストと書かれている以上、明らかに違う宗教だと思います。ヨハネも「イエスを告白しない霊はどれ一つとして神から出たものではありません(1ヨハ4:3)」と言っています。とにかく地上の繁栄は人の目には良く映るのです。貧乏でも世界に一つしかない愛を得たなら、それでいいではないですか。