大淫婦について一考

黙19:2「神のさばきは真実で、正しいからである。神は不品行によって地を汚した大淫婦をさばき、ご自分のしもべたちの血の報復を彼女にされたからである」
外務省が把握している全世界の国数は195カ国ですが、このうち半数以上の国が1000万人以下の人口です。東京は大都市ランキング1位をキープしていますが、多くの国が東京よりも少ない人口で独立しているのです。200ほどある国々で20世紀まで君主制だった国は66カ国、現在でも独裁と呼ばれている国々は7割あると言われています。イギリスも日本も民主国家ですが、女王がいて天皇がいる国です。21世紀を迎え、世界は共和制あるいは民主制になり、王の存在などいなくなったように思えますが、実際には王政こそなくなりつつあるものの、君主の存在はあり続けています。「王の王、主の主」という言葉が聖書には多く使われていますが、民主化が進みあたかも王や君主の存在が失われたかのように見えても、実際にはそうではありません。大淫婦のたとえも、おそらくどこかの国の指導者あるいは君主が関わっていると思われます。神は最後の時代まで権威あるものを残し、ご自分の栄光が現せるようにしているのではないでしょうか?現在、世界は関税を廃止し、自由に貿易を始めようとしています。どこかの国が富を独り占めするようになるなら、淫婦と不品行をする関係にあるのは日本かもしれません。