サウルの祭壇

1サム14:36「サウルは主のために祭壇を築いた。これは彼が主のために築いた最初の祭壇であった」
サウルはすでに勝手にいけにえを捧げるという罪を犯しており、王になるチャンスを逃しています(13:19)。サウルには自分勝手に先走るクセがありました。7日間サムエルを待てなかったのです。また、敵に勝つまで食事を禁じたりして、従うイスラエルの民もサウルの言葉に振り回されて大変です。サウルが王として認められるようになったのは、息子ヨナタンが伏兵となってくれたからです。ヨナタンの判断のほうが父サウルの判断よりまさっていました。ヨナタンは父の命令を聞いていなかったので蜜を食べ目が輝きます。密は御言葉のことを指します。イスラエルの民にも蜜は必要だったのですが、サウルがそれを取り上げていたのです。サウルは御言葉をないがしろにし、民を自分の思い通りに振り回すリーダーでした。サウルが祭壇を築いたのは、イスラエルの民が罪を犯して血のままで肉を食べたからです。それもサウルが命じた変な約束のためでした。サウルのやることは全てにおいて神が後回しです。本来なら祭壇も戦いの前に築いておかなければならないものでした。まず、いけにえを捧げ主にうかがいを立ててから戦いにいくべきです。いけにえの煙は祈りのことです。祭壇は心にありますか?すべての前に祈りのいけにえは捧げられているでしょうか?