ハレルヤ

詩149:1「ハレルヤ。主に新しい歌を歌え。聖徒の集まりで主への賛美を」
ハレルヤは詩篇と黙示録にしか出てこない言葉です。詩篇の中ではほとんどの英語訳では「hallelujalh」とは訳されておらず「praise the Lord」となっています。それはヘブライ語のほめるの意味である「halal(ハラル)」と主に呼びかける「ya(ヤ)」は一語ではなく独立している言葉だからです。一方、ギリシャ語で書かれている黙示録には「hallelouia」となっており(黙19章)、一つの言葉になっています。ギリシャ語の表記はコンピュータの関係でできませんが、本来ギリシャ語表記は「allelouia」となっており、「アレルヤ」と発音するのが自然です。いつのころからかハレルヤが一つの言葉になり、新約の時代では主をほめたたえる言葉になっていたようです。全世界でハレルヤあるいはアレルヤは唯一意味の通じる言葉だそうです。ハレルヤ、アーメン、コカコーラは世界共通語というジョークがあるぐらいです。たとえ言葉が違って心が通じ合うことが難しくても、自分を創造された方の名前を一緒にほめたたえることができるのです。バベルの塔の時代に言葉を混乱させた神がもう一度現代になり、言葉をひとつだけわかるようにされました。ヘブライ語の発音がそのまま残り、ひとつの言葉となって新約時代を経て現代に語り継がれたのは偶然ではなく、主が賛美するときに使えるように用意された言葉なのではないでしょうか?