宇宙の果てまで

詩148:13「彼らに主の名をほめたたえさせよ。主の御名だけがあがめられ、その威光は地と天の上にあるからだ」
彼らとはいのちあるものすべてです。5節の「彼ら」は創造されたすべてのものです。神の手によって造られなかったものはありません。すべてが神の作品であって宇宙の果てまで知られています。最近の物理学ではビッグバン理論はもう古い理論となり、さらに進化して宇宙は膜状であるという膜理論や、宇宙はひとつではなくいくつも宇宙があるという多元宇宙論など、とても凡人には理解できない発展をしています。これらの理論の真偽はわかりませんが、もし仮に宇宙がいくつもあるならば、我々の住んでいる宇宙でさえその果てを見極めることができないのに、さらに別の宇宙の果てとなるともうお手上げです。士師記の中でサムソンの父マノアが主と出会いその名前を聞いたことがありました(士13章)。そのとき主は「私の名は不思議」と答えたのです。不思議の原語「piliy(ペルイー)」は理解しがたいという意味が含まれています。英語NIVでは「beyond understanding」となり、理解を超えているという意味です。主は人の理解などとても及ばないお方であり、神を理解するのは一生かかっても不可能でしょう。そんな偉大なお方がちりにしか過ぎない人に心をとめてくださるのです。主をほめたたえましょう。