ペンテコステの日

使2:41「そこで、彼のことばを受け入れた者は、バプテスマを受けた。その日、三千人ほどが弟子に加えられた」
ペテロたちが聖霊を受けた直後の出来事です。エルサレムにはユダヤ人があらゆる国から来ていた、と書かれています(5)。弟子たちの多くはペテロを代表するようにガリラヤ人でした(7)。そして集まってきたあらゆる国の人々は、無学だと思われたガリラヤ人が自分たちの出身の言葉を話すのに驚いたのです。中にはエジプト人やローマ人までいたとあります(10)。後にピリポがエチオピアの宦官に伝道しますが、ユダヤの神を信仰する人々はすべてユダヤ人として数えられていたようです(8章)。そうした遠くの国から神殿に五旬節を祝いに来ていたユダヤ人を相手にペテロは福音を語りました。そして、旧約の時代から約束されていた、終わりの時代に霊が注がれることをいま目撃しているのだ、と説明するのです。さらに、いま奇跡を行なっている神がイエス・キリストをよみがえらせ、神の右の座に着かれていることを宣言しました。彼らのいた家はたちまち大勢の人に取り囲まれ、3000人の人がバプテスマを受けたとあります。つまりそれ以上の人が何事が起きたのかを不思議がり集まったのです。パウロもコリントの手紙に書いていますが、異言にはそれだけ人を引きつけ、不思議、怪しませる力があるのだと思います。