信じられないこと

使13:41「見よ。あざける者たち。驚け。そして滅びよ。わたしはおまえたちの時代に一つのことをする。それは、おまえたちに、どんなに説明しても、とうてい信じられないほどのことである」
ハバクク1章5節の言葉の引用です。人がどんなにがんばっても真似できないことは、処女から生まれ、死から甦りその後も生き続けることです。臨死体験をして、仮死状態から生き返った人は多くいますが、その後その人たちは死にます。人の致死率は100%です。2000年前に存在した人が今も生きている…なんて、どんなに信じろと言われても難しいことです。しかし、聖書は「どんなに説明しても、とうてい信じられない」ことが起きると書かれているのです。十字架の言葉は滅びに至る人々には愚かでも、救いを受ける私たちには神の力です(1コリ1:18)…とパウロが語るように、信じられないことを信じるときに人の心には信仰の力が働くようにされているのです。見たことも、聞いたことも、触ったこともないものを信じるのには勇気が必要です。神の知恵は、人の知恵を使わせないところにあると思います。人が自分が知りえる知識で神を知ろうとするのは無謀です。どんなにIQが高くても、人生の中で知りえる知識は、神の知識のほんの米粒のようなものでしかないでしょう。神の存在を認めて信じる決心をしたとき信仰が生まれ、そしてそれは神からの賜物なのです。