エヴァンゲリオン

ロマ2:16「私の福音によれば、神のさばきは、神がキリスト・イエスによって人々の隠れたことをさばかれる日に、行なわれるのです」
パウロが信じている福音と現代の教会が伝えている福音に違いがあると大変なことになってしまいます。「わたしの福音」は英語「my gospel」でギリシャ語では「ego yuangeleon(エゴ ユアンゲリオン)」となっています。アニメ「エヴァンゲリオン」はギリシャ語の「福音」の意味です。では、福音とは何でしょうか?人類にとって「良い知らせ」とは、神の支配する時代が来る…ということだと思います。もはや悪が栄えることはない、神による正しいさばきのもとで、正義が行なわれ、争いも差別もない平和な時代が訪れるのです。さばきはキリスト・イエスによる、と書かれています。もともと、エデンの園において食べてはいけない「善悪を知る実」を食べたことから人の堕落は始まっています。それ以来、人は自分勝手に他人をさばき、神をも恐れない存在になってしまったのです。肉の思いに支配されたさばきが正しいはずがありません。本来、さばきは主のものです。「自分が正しい」と思っている限り、神の国がその人に訪れることはありません。自分ではなく、神が正しいと信じ、自分勝手に人を裁くのはなく、神が報いてくださる…と信じることが福音の本質だと思います。パウロが言う私の福音は、まさに正しいさばきがイエス様によって行なわれることです。