ベラテヤが打たれて

エゼ11:13「こうして、私が預言しているとき、ベナヤの子ペラテヤが死んだ。そこで、私はひれ伏し、大声で叫んで言った。「ああ、神、主よ。あなたはイスラエルの残りの者たちを、ことごとく滅ぼされるのでしょうか」
ベラテヤとヤアザヌヤがいたということは、神殿の門に集まっていた25人は祭司ではなく、イスラエルのリーダーたちだったようです。その中でもエゼキエルが名指ししたベラテアは、リーダーの中でも特にイスラエルの民を悪の道に導く存在でした。そして、いち早く預言の最中にも関わらず、ベラテアが打たれて死んでしまいます。ベラテヤが25人の中でも抜きん出て悪を働いたことがわかります。エゼキエルはその様子を見て、主の怒りが本物であることを知り、イスラエルの残りの民も滅ぼされるのか、と主に伺っています。この問いの答えの中に、あの有名なイスラエルの復興の預言が含まれているのです。「わたしはあなたがたを、国々の民のうちから集め、あなたがたが散らされていた国々からあなたがたを連れ戻し、イスラエルの地をあなたがたに与える(17)」…1948年イスラエルは再び建国を果たし、この預言は実現しました。しかし、2000年以上もの時間が経ち、この預言が実現することはない…と思われていました。人間の尺度で時間を考えていると神のご計画を知ることができないでしょう。最後まで諦めず信じた人たちが主の栄光を見ることができるのです。