イスラエル再興

エゼ39:25「それゆえ、神である主はこう仰せられる。今わたしはヤコブの繁栄を元どおりにし、イスラエルの全家をあわれむ。これは、わたしの聖なる名のための熱心による」
イスラエル再興は、ユダヤ人にとって長年の夢でした。イエス様が昇天する際も、「主よ。今こそ、イスラエルのために国を再興してくださるのですか(使1:6)」と弟子たちが聞いているぐらいですから、イエス様がメシアでありすべてを元通りにしてくださるという期待は拭いきれないものだったと思います。弟子たちはエレミヤやイザヤ、そしてこのエゼキエルの預言をよく読んでいたので、預言の成就がすぐにでも成されると考えたのです。しかし、イスラエルが独立国家として建国されるのはそれから1900年以上経ってからの話です。このイスラエルの再興によって、一気に終末論に真実味が帯びてきました。なぜなら、多くの人はエゼキエルなどのイスラエル復興の預言はもう成就しないものだと考えていたからです。もし、聖書に書かれているイスラエルの預言が本物なら、他に書かれていることも真実に違いない、と聖書学者たちは考えるようになり、イエス様の再臨や千年王国、携挙などの聖書にある次の預言について調べるようになりました。絶対に不可能だと思われたイスラエルの再興でさえ、主のご計画によれば何の妨げもなく成就するなら、ましてやこれからの終末にかけて起きることは必ず成就すると思います。