イスラエルの君主とは

エゼ45:16「国のすべての民に、この奉納物をイスラエルの君主に納めさせよ」
イスラエルの君主とは誰でしょう?1948年の建国以来イスラエルでは17代の首相が選挙によって選ばれています。国を代表するリーダーで発言権と決定権はイスラエルの中で一番上位にあります。現在17代目の首相はベンジャミン・ネタニヤフで1996年から3年間首相を務め、今回は2009年の選挙で選ばれ2回目の首相就任です。君主といえる存在ならば首相を意味するのではないでしょうか?一方、祭司と呼ばれる人たちはカトリック正教会などに存在し、日本語では司祭という名前で呼ばれています。しかし聖書にあるレビ人で神殿に仕える人となると、AD70年にローマによって神殿が破壊されて以来、その職に就いたものはいません。したがって、世界中からレビ族を集めもう一度その職に就かせるしか方法はないと思います。このように具体的に考えても、大昔のしきたりを復活させることはなかなか難しく、何よりもエルサレムに神殿があった場所にはイスラム教の黄金ドームが建ち、にわかにその場所を壊して神殿建設をするとしても、複雑な国際情勢が邪魔をし難しい状況だと言わざるを得ません。それでもエゼキエル書にこれだけのページを割いて描かれた神殿には、何か主の計画があるに違いありません。これから起きる世界情勢に目を留めていきたいと思います。