ダビデの3勇士

1歴11:14「彼らはその畑の真ん中に踏みとどまって、これを救い、ペリシテ人を打ち殺した。こうして、主は大勝利を収められた」
3勇士の最後の1人の名前が書かれていませんが、サムエル記によるとハラル人アゲの子シャマとなっています(2サム23:11)。彼らの1番手はヤショブアムで槍の名手でした。ここでは300人を殺したことになっていますが、サムエル記では800人と書かれています(2サム23:8)。剣、槍は御言葉の比喩ですから、3勇士の1番手は最も御言葉に通じていたという意味ではないでしょうか。「畑」は大麦の畑だとあり(13)、大麦は当時のパンの材料となるものでした。大麦もやはり御言葉を暗示させる言葉です。ヨシュアダビデはイエス様の型だと言われていますが、イエス様にも常に3人の弟子が現場にいたことが思い出されます。ペテロ、ヨハネヤコブの3人です。彼らの役割は畑の真ん中で踏みとどまって死守することです。ペリシテ人はもちろん、御言葉を実現させようとしない敵のことです。このように比喩を当てはめて読んでみるなら、主が大勝利を収められた…という言葉の意味がよりいっそう重みのあるものに感じられます。終わりの時代に御言葉はさらに攻撃を受け、勝手な解釈や想像などで惑わすものたちが現れることでしょう。クリスチャンの役割はしっかりと御言葉に踏みとどまり、敵を撃破することだと思います。