門衛オベデ・エドム

1歴15:24「祭司たち、すなわち、シェバヌヤ、ヨシャパテ、ネタヌエル、アマサイ、ゼカリヤ、ベナヤ、エリエゼルは、神の箱の前でラッパを吹き鳴らす者、オベデ・エドムとエヒヤは箱を守る門衛であった」
オベデ・エドムはその名前の示すようにイスラエル人ではありません。ウザが主の箱に手を伸ばして殺されたとき、ダビデは恐れて一時的に契約の箱をオベデ・エドムのところに置きました。彼はガテ人だったと書かれています(13:13)。ガテはゴリアテの出身地でもあり、イスラエルとは敵対していました。主がオベデ・エドムを祝福されたのをきっかけに、オベデ・エドムも主を信じるようになったのだと思います。神の箱を守る門衛という重要な任務に抜擢され、68人いた彼の兄弟たちも家族をあげて主の奉仕をしていました(16:38)。神の箱を守る門衛はレビ人ではないので直接箱に触ることはできませんが、レビ人に次ぐ重要な役割を与えられたのは、契約の箱が異邦人の地にあっても災いに会わず祝福されたことをダビデが認めたからではないでしょうか?また、彼は神殿にあった金、銀、すべての器具の管理を任されていました(2歴25:24)。契約の箱に助けられ、契約の箱に仕えるようになった…という表現は、主に購われたクリスチャンが命も惜しまず、主に奉仕する姿とイメージが重なります。