ダビデの金5000タラント

1歴29:9「こうして、民は自分たちのみずから進んでささげた物について喜んだ。彼らは全き心を持ち、みずから進んで主にささげたからである。ダビデ王もまた、大いに喜んだ」
ダビデ1人で金5000タラント、一族の長たち、イスラエル各部族の長たち、千人隊、百人隊の長たち、王の仕事の係長たちで金3000タラントと圧倒的な差はあるものの、金の鉱山のあるオフェルの場所を牛耳っていたダビデとしては当たり前のことだったと思われます。タラントに関しては諸説ありますが、現在の24kg~34kgぐらいの重さだったと言われています。仮に、34キロだとしてもダビデが捧げた金は軽く1トンを超えている計算になり、主に対する思いが並々ならぬものを感じ取れます。ダビデも民も惜しむことなく、逆に捧げることができたことを心から喜びました。心が一致し、主への捧げものがみずから進んで捧げたとき、天におられる主もまたお喜びになったことがわかります。主は人の心を見られておられますから、もし捧げるものに対して惜しむ心や、ひも付きの何か見返りを期待して捧げるならば、その考えは主の前から隠すことはできません。「たくさん、捧げたから、たくさん祝福される」…というひも付きの思いは瞬時にして主の前にバレてしまっているのです。見返りを期待せず、ただ主のために捧げることができれば、これほど嬉しいことはありません。そのような献金をする人には、聖霊によって心からの喜びが湧き出てきます。嘘ではありません。試してみてください。