ダビデ神殿?

1歴28:21「見なさい。神の宮のあらゆる奉仕のために祭司とレビ人の各組がいる。あらゆる奉仕のために知恵のある、進んで事に当たるすべての人が、どんな仕事にも、あなたとともにいる。つかさたちとすべての民は、あなたのすべての命令に従う」
どこまでもソロモンがうまく神殿を作れるかどうかを心配する父ダビデでした。ダビデ自身は「血を流したため」、主によって神殿を建てることを禁じられました(3)。それでも、自分が建てられないのなら、自分が準備できるできる限りのことをしようと決意します。主もそのことには協力的で御霊によってあらゆる仕様書が書かれています(12)。そして、奉仕にあたるすべての人が、知恵と主の神殿を作る情熱を持ち、「あなたのすべての命令に従う」とまで言われているのです。設計図から細かい仕様書、石や材木にいたるすべての材料がダビデによって用意されていました。それに加えて、奉仕する人材とやる気までダビデが整えたとなると、ソロモンがやることはあと僅かのように思えます。しかし、ここまで準備しても神殿の完成までには7年かかりました(1王6:38)。いかにダビデが細かい部分までこだわって設計したかがわかります。それはダビデが建設を禁止されてもなお、主に対する熱い思いがそうさせたのだと思います。建てたのはソロモンですが、80%はダビデが準備したものです。個人的に「ダビデ神殿」と命名してもおかしくないと思っています。