身を隠す必要

2歴22:12「こうして、彼はこの人々とともに、神の宮に六年の間、身を隠していた。その間、アタルヤがこの国の王であった」
エス様が生まれたときにも、虐殺がありイエス様はエジプトに身を逃れたことがありました(マタ2:14)。ヘロデ王が生きている間はエルサレムに戻ることもなく、ヘロデが亡くなってから両親とイスラエルの地に戻ったのです。アタルヤはイスラエルで唯一の女王で、ユダ族の王の継承者を抹殺したとんでもない女です。彼女の治世6年間は、まるで空白のようにユダ族の血が途絶え、アタルヤの子孫が代わってユダを牛耳るかのように思えました。神の御心なのに、身を隠して時間を過ごさなければならないのは納得がいきません。イエス様も王の王であるはずなのに、エジプトに逃げる必要もなかったように思えます。しかし、主のご計画は人の立てたものとは違っています。主が成長が必要だと考えたなら、その時間は成長のために費やさなければなりません。たとえ、イエス様であっても主がご計画された計画に逆らうわけにはいかないのです。幼児のときから主に従う態度を訓練され、30歳になったときにご自分を罪のために捧げることができたのだと思います。もっと若くして宣教をしようと思えばできたでしょう。イエス様の従順を学ぶときに、主のご計画が背後にあり、常に主とともに歩む人生がいかに大事かを知らされます。