動かずにいよ

2歴20:17「この戦いではあなたがたが戦うのではない。しっかり立って動かずにいよ。あなたがたとともにいる主の救いを見よ。ユダおよびエルサレムよ。恐れてはならない。気落ちしてはならない。あす、彼らに向かって出陣せよ。主はあなたがたとともにいる」
戦場にいながら「動いてはならない」という命令があったなら、司令官の精神状態を疑いたくなります。さらに「恐れてはならない」とも書かれ、最後には「気落ちしてはならない」と言われているのです。敵の連合軍は強大で、真剣に戦わなければ負けてしまいます。兵士が恐怖を乗り越え、勇気を振り絞って戦いに挑んでいたとしても、「ひょっとしたら敗れるかも」とか「あれだけの軍勢に勝てるのだろうか?」という心の葛藤は残ります。クリスチャンの生活の中で、ただ主にゆだねるだけという時はないでしょうか?自分でやたらに動いて失敗ばかりしているのであれば、それは主と相談しながらやってないからだと思います。自分の考え、思いは一度わきによけておいて、主に結果をゆだねることも必要です。どうしても自分の判断が正しいと思うのなら、やってみれば良いでしょう。それでうまくいくようなら、その人の信仰はまだ幼いのです。ときには結果を恐れず、主にゆだねて祈ってみることです。もちろん、人が動かなければならないときは多々あります。しかし、自分に都合の良い結果を求めているなら、主の必要を知るには到底及ばないことでしょう。