7にまつわる話

箴24:16「正しい者は七たび倒れても、また起き上がるからだ。悪者はつまずいて滅びる」
7は完全数字で神の数字でもあります。それゆえ6は7に一つ足りない不完全な数字と言われています。黙示録の有名な獣の数字「666」はまさに不完全な者の象徴と言えるでしょう(黙13:18)。また逆に、777歳まで生きたレメクという人が創世記にいます(創5:31)。777は、完全数字で神を表わすと言われています。レメクはエノクの孫であり(創5:25)、ノアの父でした(創世5:29)。レメクの祖父エノクには65歳の時にメトシェラが生まれ、そのときに神と出会い、残りの人生300年を神とともに歩みました。主はエノクを死に渡さず、直接天に召されたことが記されています(創5:24)。レメクが生まれたのはエノクが252歳のときで、エノクはまだ地上に生きていました。エノクは孫であるレメクと113年一緒に暮らしたことになります。祖父エノクがレメクに主と歩む人生がいかに大切かを教える時間は十分にあったと思います。レメクに最初の子が生まれたとき「この子は慰めを与えてくれるであろう」とノアと名づけました(創5:29)。777歳まで生きたレメクは地上が悪に満ち、疲れていることを悟っていました。ノアと名づけた子どもはやがて世界を救う人となったのです。レメクが神だとは言いませんが、777の数字を持つレメクとノアの関係は、父なる神とイエス様の関係を暗示しているのではないでしょうか?