主に立ち返れ

ヨエル2:13「あなたがたの着物ではなく、あなたがたの心を引き裂け。あなたがたの神、主に立ち返れ。主は情け深く、あわれみ深く、怒るのにおそく、恵み豊かで、わざわいを思い直してくださるからだ」
主の前ではへりくだった心が喜ばれます。自分こそ智者で、誰からの指示も受けない、というなら高慢な態度を改めない限り、主の怒りを買うことになります。それでも、主のご性格が情け深く、あわれみ深く、怒るのにおそいのなら、高慢な人にもチャンスがあります。本来滅ぶべき人の上にあった怒りの鉄拳は、主に立ち返り、悔い改めるなら、主が思い直してくださるかも知れません。悔い改めることは、今まで神とともに過ごさなかった人生を悔いることだと思います。イエス様の福音はまさしくヨエルの言葉と同じように語られました。「悔い改めなさい。天の御国が近づいたから(マタ4:17)」…天の御国が近づくことと、現在の世界が滅びることはリンクしています。この世がこのままで放置され、なおかつ神の支配する世界が実現することなどあり得ないことだからです。そして、何よりも必要なことは「悔い改めなさい」、あるいはヨエルの言葉を引用するなら「主に立ち返れ」ということではないでしょうか。神のご計画ははっきりしています。失われたものを回復することです。エデンの園で人と顔と顔を見合わせて交わったあの日は、必ず元通りになると信じます。