しっかりした妻

箴31:15「彼女は夜明け前に起き、家の者に食事を整え、召使いの女たちに用事を言いつける」
31章の箴言はレムエルが書いていますが、彼自身の言葉ではありません。彼の母が授けた知恵の言葉です(1)。この箴言の中心は「女」に関してです。おそらくレムエルが若く独身時代に、どうすれば良い妻を探し当てることができるかを伝えた教訓だと思います。「しっかしした妻をだれが見つけることができよう、彼女の値うちは真珠よりもはるかに尊い(10)」…とあります。誰よりも早く起き、勤勉で、やさしく、力と気品を身につけ(25)、知恵があり、なによりも主を恐れている(30)女です。そして彼女は「怠惰のパンを食べない(27)」と書かれています。唯一、書かれていないことは彼女の美貌についてです。むしろ「麗しさはいつわり。美しさはむなしい(30)」と書かれ、うわべだけで判断することは良い妻を獲得する条件から離れていることを教えています。女は教会の比喩で、良い妻はキリストの花嫁としてふさわしい教会のことです。体裁だけを取り繕う教会ならば、キリストの花嫁にふさわしくないでしょう。家族のためにあらゆる努力をし、助け合う関係を築けるならば、主からの祝福を受けることができると思います。神との交わりはちゃんとやっているからと、兄弟姉妹への愛が薄れるなら、それも何か違う気がします。互いに偏見なく愛し合えれば、すばらしい家族ができるのではないでしょうか。