千人に一人も

伝道7:28「私はなおも捜し求めているが、見いださない。私は千人のうちに、ひとりの男を見いだしたが、そのすべてのうちに、ひとりの女も見いださなかった」
ソロモンには異邦人の妻とめかけを多く持ち、彼女らの信じる神々を一緒になって拝んだという経緯があります(1王11:7)。ソロモンには700人の妻と300人のめかけがいました(1王11:3)。彼女たちはソロモンの地位と財産には興味があったようですが、果たしてソロモンの心の中を理解し愛した女は何人いたのでしょうか?妻たちはソロモンを誘惑し、自分たちの信じる神々を一緒に拝みましょう、と持ちかけていたのです。ソロモンが異教の神の像の前で拝み、祭壇を築いたことは主を激しく怒らせました。主は2度もソロモンに現れ他の神を拝んではならないと命じておられたのに(1王3:5,9:2)、ソロモンは主に従えなかったのです。主から授かった知恵はどうしたのでしょうか?主をおぼえ、従うことこそ知恵の始めだったはすです。女はソロモンの知恵さえも曇らせてしまうほど、影響力がありました。それゆえソロモンは「女は死よりも苦々しい(26)」と嘆くのです。女たちがソロモンを惑わした結果ソロモンが主にそむき、最終的にはイスラエルが分裂し捕囚に会い、国がなくなってしまいました。女がすべての引き金になったと言っても過言ではないでしょう。女性蔑視ではないですが、男も女も異性におぼれるなら、ソロモンと同じ過ちを犯すことになるのです。