未来はわからない

伝道10:14「愚か者はよくしゃべる。人はこれから起こることを知らない。これから後に起こることをだれが告げることができよう」
人がいつ生まれ、いつ死ぬのかを知りません。ヒゼキヤ王は主から15年、寿命が延びることを告げられましたが、彼は自分がいつ死ぬかを知った数少ない例です(2王20:6)。またイエス様はご自分がいつ十字架に架かって死なれるかをご存知でした。これらの例外を除いて、人が何年この地上にいるかを知りません。アブラハムモーセも、ダビデもソロモンもその他聖書に出てくる偉人たちは自分のいのちの長さを悟ってはいませんでした。平均寿命は80才だから、自分はあと何年生きられると思うのは、メディアが発した幻想にしか過ぎません。最近では日本の気候も変わり、人が竜巻に巻き込まれたり、雷に打たれて死ぬことも頻度が多くなっています。たとえ、20代半ばに事故で死んだとしても誰にもとめられないことです。預言者でもない限り、未来に起きることを語ることは愚かなことです。なぜなら、自分のいのちでさえいつ尽きるかを知らないからです。ただ、聖書には預言者あるいは神の霊を受けた人々が、神と人との関係がどうなるかを知らせてくれています。ある御言葉はすでに成就していますが、まだ起きていない預言も多く残っています。人のやるべきことは未来を思い悩むことでなく、今を正しく生きて輝き、主の栄光を表すことではないでしょうか?