ご自分にかけて誓われる

アモス6:8「神である主は、ご自分にかけて誓われる。―万軍の神、主の御告げ―わたしはヤコブの誇りを忌みきらい、その宮殿を憎む。わたしはこの町と、その中のすべての者を引き渡す」
神である主は「Adonay Yehovah(アドナイ エホバ)」であり、ご自身は「Yehovah elohiym(エホバ エロヒム)」という単語が使われており、どちらも神を表わす表現のヘブライ語です。イエス様は天を指しても、地を指しても誓ってはならないと言われました(マタ5:34-37)。それは、この地上にあるどんなものにも信用はできないからです。被創造物にどんなに拠り頼んでもやがて滅びます。人の言葉などなおさらです。人がどんなに「信用してください」と頼んだとしても、100%の保証はありません。たとえその人に悪気がなくても、言葉通りにはならないからです。唯一信頼できるのは天地創造の神の言葉だけです。そこで、主はご自身を指して誓われたのです。この世で絶対に裏切らず、100%の保証を得ることができるのが神ご自身です。そして、ご自身にかけて誓われた内容が、ヤコブの町とその中のすべての人を敵に引き渡すことでした。主の言葉はどれも真実で、聖書の言葉は紛れもない事実です。それでも主がご自身にかけて誓われたというなら、どれほどの決心が主の中にあったことでしょう。主が誓うと言われた言葉に耳を傾ける人たちは幸いです。