40人の1人

アモス7:14「アモスはアマツヤに答えて言った。『私は預言者ではなかった。預言者の仲間でもなかった。私は牧者であり、いちじく桑の木を栽培していた』」
アモスはもともとテコアというエルサレム近郊の村の出身で(1:1)、いちじくを栽培していた農夫でした。聖書を書いた人は40人以上いると言われ、王(ダビデなど)、学者(エズラ)、祭司(エレミヤ)、医者(ルカ)、大臣(ダニエル)、貴族(イザヤ)など多岐に渡る分野の人々が筆者として名前が挙げられています。その中でも牧者であり、農夫だったアモス預言者として召され、ユダ国に対し大切な主の言葉を伝えたのは興味深いことです。ユダ王アマツヤの時代は捕囚に逢う200年も前のことです。にも関わらず、イスラエルではヤロブアムが剣で死に、捕囚に逢うことがすでに語られています(11)。ヤロブアム2世が亡くなって後、わずか20年の間に6人もの王が交代し、BC722年にサマリヤが陥落します。それでも20年後の預言となると、人の記憶は薄れていくものです。主が預言されるならすぐにでも、その預言の内容が起きるように錯覚しますが、実際には多くの時間が必要です。イエス様のメシヤ預言も1000年以上、イスラエル復興の預言にいたっては、約2000年近くの時間が経過しています。どの預言も成就しなかったものはありません。それでは黙示録に書かれている預言は信じるべきでしょうか?答えはとても簡単だと思います。