最も小さいもの

ミカ5:2「ベツレヘム・エフラテよ。あなたはユダの氏族の中で最も小さいものだが、あなたのうちから、わたしのために、イスラエルの支配者になる者が出る。その出ることは、昔から、永遠の昔からの定めである」
コペルニクスが地動説を唱える今から500年ほど前までは、人々は天地創造は地球が中心で、太陽や月などはその周りを回っているのだと考えていました。しかし、事実は違っていました。地球が太陽の周りを回っており、太陽から3番目の惑星だということも解かりました。ここではイスラエルを救う支配者が誕生するのは、エルサレムでもサマリヤでもなく、ベツレベム・エフラテという小さな村だと預言されているのです。神がなさることは人の思いとはかけ離れています。世界を救う人が生まれるのなら、それなりの恵まれた環境と整えられた場所にお生まれになる…と考え勝ちですが、主の計画はちょっと違うようです。栄光を受けられるのは主だけです。賛美されるべきお方も主だけです。それなのに主は高慢になりません。それだから神であられるのです。神の人格は奇跡の人格です。どんなに人が神から目をそらせても、神が人を愛することやめることはありません。メシヤは小さな村で生まれ、飼い葉おけで寝かされました。そんな環境を嫌がることなく、すべてを受け入れることができるのは主のご性質のなせる業です。最も権威あるお方が、最もへりくだっているのは奇跡とは言えないでしょうか?