神々は消えた?

ゼパ2:11「主は彼らを脅かし、地のすべての神々を消し去る。そのとき、人々はみな、自分のいる所で主を礼拝し、国々のすべての島々も主を礼拝する」
地のすべての神々が消えたことは歴史上ありません。イエス様の時代でさえ、ローマにはゼウスを代表するオリンポスの12の神がいましたし、カエサル自身が皇帝を神のように扱うように民衆を扇動していました。そして21世紀の現代では世界中の宗教の数は8000ともそれ以上とも言われています。信者数2~3人ともなると、数え切れず、本当の総数はわかっていません。ちなみに日本の文科省の把握している宗教法人は900法人ほどで、都道府県所轄の宗教法人になると20万近くになります。これは各県に支部や同じ宗派の団体があるために重複する数になっています。そのため、日本の宗教団体の数はおそらく6500以上あるだろうと考えられます。この結果を信用するならば、世界中の宗教のほとんどは日本にあることになります。もちろん古いしきたりで檀家に登録されたままの家もあると思いますが、葬式などがあるとその家がどこかの寺に属していることがわかります。日本では死を意識したときだけ、宗教観を意識するようで、普段の生活には神も仏も関係ないように振舞っています。まさに死に支配された人生観だと言わざるを得ません。死に打ち勝つことができることを知るなら、もっと日本人も救われるのではないでしょうか?