処女は妊娠しない

マタ1:21「マリヤは男の子を産みます。その名をイエスとつけなさい。この方こそ、ご自分の民をその罪から救ってくださる方です」
聖書に数々の奇跡が記されていますが、処女が身ごもるのは人間の摂理の中でも飛びぬけて不思議な出来事です。ヨシュア記には日が動かず、月がとどまることが書かれています(ヨシュ10:13)。またヒゼキヤ王は日時計の影が10度戻るのを目撃しました(2列20:10)。紅海が分かれ、マナが空から降り、天から火が落ちてくる…奇跡を挙げたら枚挙にいとまがないほどでしょう。それでも、処女が子どもを産むというのは人の理解をはるかに超えています。パウロは律法は罪を浮かび上げるものだと言いました(ロマ3:20)。ルールがあるから、違反が見いだせるというのは全世界どこの国でも同じです。自然の中にも一定のルールがあります。太陽は決して西からは昇らず、男からは絶対に子どもは産まれません。同様に処女が身ごもることは、自然では絶対にありえないことです。それは、人間の仕組みを設計された神ご自身がよく理解されているはずです。人がどんなに努力しようが、逆立ちしてもできないようなことを示すことができるのは神ご自身だけです。人が触れることができない領域におられる方が人の容を取られお生まれになりした。それはイエス様の誕生に人が関与したと言われることを防ぐ神の知恵だと思います。