ダンはまむし

創49:17「ダンは、道のかたわらの蛇、小道のほとりのまむしとなって、馬のかかとをかむ。それゆえ、乗る者はうしろに落ちる」
12弟子の中から裏切り者が生まれ、イスカリオテ・ユダの名前は12弟子の名前から消えマッテヤがその代わりになりました(使1:26)。12部族においてもダンの名前は黙示録のリストから消え(黙7:5)、レビが12部族の1つとして載っています。ここでは主がエデンの園で蛇に言われた言葉と同じことをダンに対して言っています(3:15)。ダンは士師の時代に金の像を作り、捕囚されるまでその像を拝み続けた(士17章)…という経緯があります。また、ソロモン王の時代に神殿建設のために職人や材木を贈った人物でフラムという人物がいます(2歴2:13)。職人長だった彼はダン族の母とツロの父をもつ混血ユダヤ人で、一説にはフリーメイスン創始者とされています。もし、フリーメイスンがダン族の末裔であるなら、いろいろと噂されている、秘密結社フリーメイスンにはユダヤ人の血が流れていることになります。12部族にもイスカリオテ・ユダのような堕落者がいたとするならダン族なのでしょう。それは、神が選ばれた者の中でも、誘惑され、だまされるなら、主の備えた道から離れる可能性があるという、教訓だと思います。たとえ、教会という看板を着けていたとしても、すべてが聖く正しい存在ではないと知るべきでしょう。