空の鳥を見なさい

マタ6:26「空の鳥を見なさい。種蒔きもせず、刈り入れもせず、倉に納めることもしません。けれども、あなたがたの天の父がこれを養っていてくださるのです。あなたがたは、鳥よりも、もっとすぐれたものではありませんか」
一生懸命働いた結果、たくさんのお金を稼ぎ、生活が豊かになっていきます。何のへんてつもない、一般的な話です。人が労苦することは創世記にも語られ、御言葉のとおりになっています(創3:16)。ところが、空の鳥も地に咲くゆりも努力をしたわけではありません。労働をして賃金を稼ぎ、そのお金で食物や衣服を買い、住むところを整えたわけでもありません。それにもかかわらず、それらは生きて地上での寿命を全うします。鳥は自由に空を飛びまわり、あるときには敵に襲われ落ちることもあるでしょう。しかし、鳥の中でも小さな存在のすずめが空から落ちることでさえ神の許可なくして起きることはない…と聖書にあります(10:29)。被造物を見ることによって神を知ることはパウロも唱えていることです(ロマ1:20)。鳥は自由でいいなあ…と思うことは勝手ですが、イエス様は人は鳥よりもすぐれたものであり、鳥よりももっと自由だと教えています。本来、神と人が交わることに制限はなく、いつでも好きなだけ主に語りかけても大丈夫です。大祭司だけが年に1回至聖所に入って主に伺う時代は過ぎ去りました。