在留異邦人だったこと

出22:21「在留異国人を苦しめてはならない。しいたげてはならない。あなたがたも、かつてはエジプトの国で、在留異国人であったからである」
奴隷であり、在留異国人であったイスラエルの人に対する厳しい戒めです。主はアブラハムに対して約束した約束を覚えていました。しかし、彼らの子孫をあえて厳しい環境の下に置き、約束の地から離れされ、あたかも約束を忘れ去られたかのように思える状態から救い出されたのです。それは彼らがおごり高ぶることを戒めるためでした。クリスチャンもいきなりキリストを信じるようになったわけではありません。罪の時代があり、そこから主の導きによって救われたのです。カトリックなどでは「わたしは生まれながらクリスチャンです」という人もいるようですが、個人的にはそういう人は信用できません。どんな人でも最初は神を知らず、すでに救われている人から神を紹介され、神を知るようになるのだと思っています。それが神が人を造られた目的でもあるからです。また、「あの人は未信者だから」ということで、未信者を見下したり差別することも神の喜ばれることではありません。自分もかつては罪の中にいて苦しみもがいていたことを覚えるべきです。どんなに頑固な人でも、神に不可能はありません。クリスチャンは約束を得て、信じることができたことを未信者に示すことが御心だと思います。