祭壇をアカシヤ材で作る

出27:1「祭壇をアカシヤ材で作る。その祭壇は長さ五キュビト、幅五キュビトの四角形でなければならない。高さは三キュビトとする」
祭壇の内側が木材でも大丈夫だったのでしょうか?まわりは青銅で囲っていたので、祭壇そのものは燃える心配はないようですが(2)、内側はしばらく使い続けるなら木炭のようになり、真っ黒だったと推測できます。形は正方形で、四隅には「角」と呼ばれる突起が作られていました(2)。この角には捧げものの血がなすり付けられなければなりません。祭壇、洗盤は幕屋に入るために必ず通らなければならず、火と水を通って主に出会う様子は、クリスチャンが洗礼、聖霊バプテスマを受けることをなぞらえてるとも言えます。モーセが作るように命じられた幕屋の仕様はそのまま神殿のスタイルに当てはまり、出エジプトをした後で主は礼拝のかたちを確立させました。その中でも祭壇は、いけにえを捧げる場で、罪をあがなう大切な役割があります。主に会う前に、罪があってはなりません。罪がない聖められた状態でなければ、主から切り離されてしまいます。現代で言うなら礼拝に行くときに、罪を心に残したままで礼拝するべきではないという意味だと思います。もし、誰かを赦していなければ、その思いを祭壇に乗せ、燃やし尽くしてから礼拝をすべきです。祭壇は大切な意味を持つ、罪をあがなう道具なのです。